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共起語は、ある特定のキーワードが出現した時に一緒に利用されるキーワードのことを指します。コンテンツ作成において知っておきたいワードです。ユーザーにとって情報度の高いアンサーを提供できます。
ただし、やみくもに盛り込めばよいわけではありません。ではどのように活用すればユーザーが満足するコンテンツになるでしょうか。今回は共起語の基本知識と調べ方の解説します。
1.共起語とは?
共起語とは、あるキーワードと同時もしくは頻繁に出現する単語を指します。
例えば、「共起語」というキーワードであれば、「キーワード」「SEO」「ツール」「関連」「対策」などが挙げられます。
または「化粧水 30代」であれば、「化粧」「美容」「ランキング」「発売」「ローション」「おすすめ」などが共起語です。
共起語によって出現頻度が異なりますが、キーワードと一緒に利用される可能性は高いキーワードばかりです。また、共起語は1つの単語ではなく複数の単語が存在します。
検索キーワードと一緒に出現するキーワードなので、ユーザーの検索意図を探る手掛かりにもなります。
1-1.共起語とサジェストワードの違い
共起語が、特定の指定したワードに対して「関連性がより強く、それぞれのコンテンツに出現頻度の高い言葉」であるのに対し、
サジェストワードは、特定の指定したワードに対して「セットで検索されやすいキーワード」のことです。
具体例を挙げると、「芸能人」というキーワードの共起語は以下のような「ランキング」、「有名人」、「女優」などが挙げられます。
つまり、「芸能人」というキーワードが多く含まれるコンテンツには、次いで「ランキング」や「有名人」というキーワードが多く入っていることが分かります。
一方、「芸能人」というキーワードのサジェストワードは以下のような「ブログ」、「ニュース」などが挙げられます。
つまり、ユーザーは「芸能人」というキーワードと一緒に「ブログ」や「ニューズ」というキーワードを組み合わせて調べることが多いことが分かります。
ちなみに、Googleの公式発表によると次のようなデータをもとにサジェストを表示しているそうです。
- 一般的な多くのユーザーが検索しているクエリ
- トレンドになりつつあるクエリ
- ユーザーの言語
- ユーザーの検索元の位置
- ユーザーのニーズを予測したクエリ
1-2.共起語と関連キーワードとの違い
関連キーワードは、特定の指定したワードに対して「連想されるキーワード」のことを指します。
Googleの検索画面の下にこんなものが表示されているのを見たことないでしょうか?このように、「芸能人」というキーワードの関連キーワードには「職業分類」や「英語」などが挙げられます。
このように指定したワードの「類義語や同義語にまで含めた検索候補」を表示する仕組みです。
2.共起語を意識するメリット
結論から言うと、「SEOに強いコンテンツになりやすい」という点です。
Googleを含め検索エンジンのクローラーは、現時点ではコンテンツの意味や内容を「文章」で捉えることは苦手です。どちらかというと「単語」をもとにコンテンツの中身を把握しています。なので、どれだけ目標キーワードに沿ってユーザーにとって分かりやすい文章にしても、含まれている「単語」が目標キーワードと関係のないものばかりになっていたらSEOの評価としては十分に得られないということです。
詳しく述べると、コンテンツ内に目標キーワードの共起語が含まれていると、そのコンテンツを網羅性や専門性に長けている有益な内容だと判断しますし、反対にどれだけユーザーが読みやすいコンテンツであったとしても共起語が不足していると有益な内容だと判断されないということです。
つまり、クローラーからすると共起語は「このコンテンツはユーザーにとって有益な情報が書いている内容なのか」を判断する目印になるということです。だからこそ、共起語の活用がSEOに効果的だと言われているのです。
3.共起語の見つけ方、使い方
共起語を記事コンテンツに上手く取り入れることができれば、クローラーに対して、何が書かれている記事なのかをアピールすることになります。
検索ランキングで上位に表示される記事は、しっかりと共起語を盛り込んでいます。自然と共起語を含んだ文章をかければそれに越したことはありません。しかし、なかなかそれも難しいと言う現状があるでしょう。
そこで共起語を調べる必要が出てくるわけです。
みなさんが共起語に見つけ方をご存知ですか?
この共起語を見つけるためのツールは世の中に沢山存在します。その多くは、特定のキーワードに対して、上位表示されるページ記事を分析してどのような共起語を使ってくれるのかを知らせてくれルものです。例えば有償ですが「MIERUCA(ミエルカ)」などが有名です。無料でもググれば沢山ありますよね。
しかし、そのようなツールがなくても共起語を調べる方法があります。共起語を見つけるうえで、最も有効な方法は、検索エンジンにキーワードを入れて調べるということです。
すると、ユーザーが解決したいことが共起語として見えてきます。「パソコン 修理 費用」と検索したとしましょう。すると、「価格 料金 値段」というキーワードが色々なタイトルにたくさん使われていると思いませんか?もちろんタイトルだけではなく本文なども調べてみることをお勧めします。
これが、パソコン 修理 費用に関連する共起語になります。
つまり、パソコンの修理で費用と検索する人は、価格や料金、値段というキーワードを利用しながら、自分が求めているページを検索しているということです。
詳しい修理料金について知りたいと考えるユーザーの要求を満たし、解決に導くことができれば、直帰率や離脱率を大幅に改善できます。
4.共起語の使用事例
共起語を正しく使うことができなければ、上手く文章を形成していくことはできないでしょう。なぜそのようなことが言えるかというと、下記の例文を比較してみてください。比較対象となる文章は、コンピュータ 修理というキーワードで上位表示を狙っています。
例文①
コンピュータを修理するためには、修理屋さんに電話をかけなければいけない。壊れたコンピュータの修理について相談するためだ。修理屋さんに相談すれば、コンピュータが動かなくなった理由が分かり修理してくれるはずだ。
例文②
コンピュータが壊れてしまった原因を知るためには、パソコンの修理屋さんに電話をかけて相談しなければいけない。なぜなら、コンピュータが壊れてしまった原因を診断してもらい、問題のあるパーツを交換してもらわなければいけないからだ。一応、デスクトップのモニターやキーボードの接続部分、外付けのハードディスクなど、気になる点について事前に修理屋さんに相談しておけば、コンピュータが動かなくなってしまった理由を見つけだしやすいだろう。
共起語を知らずに文章を書くと例文①のようになりがちです。
一見すると「コンピュータ 修理」というキーワードをしっかりと押さえることができているため良いようにも思えます。
しかし、検索エンジンのクローラーは、周辺のキーワードとの関連性も含めてページを評価しているため、残念ながら高い評価を得ることができないでしょう。Googleは、このページはちゃんと共起語を使っているかを見ているわけです。正確に言うと共起語を確認しながら何が書かれているのかを判断しています。
例文②を見ていただければ分かるように「モニターやデスクトップ、キーボード、ハードディスク、パソコン」など、コンピュータと関連のあるキーワードがたくさん掲載されています。
このように、「コンピュータ 修理」と関連性の高い共起語が周辺に多用されていると、ユーザーにとって読みやすく、ページ内に共起語があるだけでランキングの対象になるためSEO的にも効果が期待できるということなのです。
5.共起語を使う際の注意点
共起語を使う際の注意点は以下の通りです。
- ユーザーファーストのコンテンツを目指す
- 不自然に詰め込まない
共起語はあくまでも上位表示に挙がるコンテンツがどのような切り口や内容で書かれているのかを知ることができるワードです。ユーザーニーズの把握に過度に参考にするのは推奨できません。
最も大切なことは、共起語を使うことが目的になってはいけないということです。検索ユーザーの満足度を高めるためのコンテンツ作成を追求することが最優先です。共起語は結果的に含まれていたくらい捉えるのがよいでしょう。
5-1.ユーザーファーストのコンテンツを目指す
共起語を活用する目的は、ユーザーの役にたつコンテンツを作成するために活用するものです。Googleが考えるSEOはいかなる場合もユーザーファーストです。共起語を扱う際も「ユーザーに有益で役に立つコンテンツになるだろうか?」と自問することが大切です。
あくまでも共起語は検索順位を上げるための道具でありません。共起語を使うことにとらわれて、本来の目的であるユーザーの検索目的を達成させるためのコンテンツ作りを目指しましょう。
5-2.不自然に詰め込まない
共起語の効果を狙って意図的に詰め込んでしまうと、SEOとして逆効果になる場合があります。同じワードや表現が頻出するとGoogleにスパム行為(迷惑行為)と見なされてしまい、検索順位を大きく下げる原因になります。
また、共起語を使いすぎると情報過多となり、コンテンツのテーマや主張が見えずに混乱させてしまう恐れがあります。
相手が読者だけでなく検索エンジンであっても同じです。検索エンジンの場合、文章全体がすっきりまとめられてないため低品質コンテンツと判断し、検索順位を下げられる可能性があります。
検索キーワードの意図をぶれさせるようならば共起語を盛り込む必要はありません。共起語を意識するよりも、堅実にユーザーの疑問に答えるための情報を収集しましょう。
6.共起語の調べ方
共起語を調べる方法は以下の通りです。
- 検索上位の記事から調べる
- ツールを使って抽出する
共起語は検索結果の中にあるものなので、タイトル、見出し、本文をくまなく読み込むと傾向がつかめます。ただし、時間がかかってしまうので、短時間で行いたい場合はツールを使うことをおすすめします。
共起語を調べるツールは無料で提供されているものが多数あります。また、ツールごとに様々な特徴をもつので、実際に使って比べてみるとよいでしょう。
6-1.検索上位のコンテンツから調べる
共起語を調べる方法で最も身近なのは、検索エンジンを使う方法です。検索エンジンに検索したいキーワードを入力してください。すると、検索結果の各所に同じワードがいくつか使われているのがわかります。
例えば、「Webデザイン 初心者」と検索窓に入れてみると、検索結果には「基本、学習、方法、勉強、スクール、独学」というキーワードが頻出します。これが「Webデザイン 初心者」の共起語です。
「Webデザイン 初心者」というキーワードでは、初心者がWebデザインを勉強する方法(スクールor独学)や学習内容について知りたい人物像を把握することができます。把握した情報をコンテンツに盛り込めば、ユーザーの要求に応えるコンテンツに近づけることができます。
検索結果の上位には検索キーワードに対するベストアンサーが表示されるので、当然共起語も含まれています。タイトルだけでなく、見出しや本文を眺めてみると多数の共起語が隠れているのがわかります。
6-2.ツールを使う方法
共起語を調べるツールは指定したワードの検索結果上位サイトのコンテンツを分析し、自動で共起語を抽出する機能をもっています。
ツールを活用すると自力で調べる方法よりも短時間で簡単に調べられます。また、自力の検索では抜け漏れの心配がありますが、ツールはその心配をなくしてくれるため、多くの人に利用されています。
7.共起語を調査・分析できる無料ツール
共起語を調べるツールが多数リリースされています。基本的に無料で使えるものばかりです。今回は特によく利用されているツールを紹介します。
【共起語検索ツール】
https://neoinspire.net/cooccur/
特徴:
抽出対象はGoogle検索した際に表示される上位30サイト
使用される回数が多い順に単語をリストアップし、その回数もわかる
検索結果がシンプルでわかりやすく、初心者でも簡単に使いこなせる
会員登録なし
【共起語分析ツール】
https://contentsearch.jp/cooccur-terms.php
特徴:
調査対象のキーワードを含むコンテンツを分析後に共起語を抽出、出現回数が多い順にリスト化する表示
キーワードと共起語のつながりをネットワークの形で視覚化
品詞別(名詞、動詞、形容詞)で出現キーワードを抽出可能
拡大縮小により細かい部分も見やすい
会員登録なし
【共起語調査ツール】
特徴:
GoogleとYahoo!から形態素解析によって共起語を取得
表示回数に応じてランキング形式で抽出
CSVでダウンロード可
共起語以外のSEOツールもある
会員登録あり
【Findword】
https://kitsune-room.com/tools/findword/
特徴:
上位10サイトと50サイトの2パターンで分析結果を表示可能
キーワードとともに調査URLを入力すると不足する共起語を抽出
CSVでダウンロード可
会員登録なし
8.まとめ
共起語の効果や使用上の注意点を理解した上で活用できれば、情報の網羅性と専門性に富んだコンテンツを作成することができます。
今回紹介したツールは便利なので使わない手はありません。ツールをうまく活用しながらユーザーファーストを心掛けた情報を生み出していきましょう。
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