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皆さんは、「直帰率」「離脱率」の言葉の違いをご存じでしょうか?
同じような意味に思われがちで、どのように違うのか曖昧な方もいるかと思います。
そこで今回は「直帰率」と「離脱率」の違いと、それぞれの数値の目安について説明をします。
1.直帰率とは?
「直帰」とは、ユーザーが最初にサイトに訪問した入口ページ(ランディングページ)から2ページ目に移動せず、そのままサイトを離脱した状態を言います。
サイトの離脱は、他のサイト(ドメイン)へ遷移した、ページやブラウザを閉じた、何も操作しない時間が30分以上継続した、または、セッション中に午前0時を跨いだ、といった状態が離脱として計測されます。
1-1.直帰率の計算方法
「ページの直帰数÷そのページから始まったセッション数×100」という計算方法で直帰率を出すことができます。
直帰率の計算では、「そのページから始まったセッションのみ直帰率計算の対象になる」という点がポイントです。
2.離脱率とは?
離脱率とは、全てのページビューの中で、最後どのページで離脱したのかを割合で示した指標です。
英語でいうと「Exit Rate」や「abandonment rate」という表現になります。「abandonment rate」というとECサイトのカート破棄率など特定の用法に限った表現になります。
2-1.離脱率の計算方法
離脱率のイメージとして、例えばあるページに5つのセッションがあったとき、そのうちの3つのセッションがサイト内の別ページに遷移して、2つのセッションがページを離脱する場合(ブラウザを閉じるなど)そのページの離脱率は、「2(離脱数)÷5(セッション数)×100=40%」です。
離脱にあたる行動は以下となります。
・ブラウザの戻るボタンでサイト外に出てしまうこと
・サイト内に貼られた別サイトのリンクに飛ぶこと
・そのページを最後にブラウザを閉じること
・30分間何もせずにサイトを放置すること
・セッションせずに午前0時を回ること
3.直帰率と離脱率が高い原因は?
ここまでは直帰率と離脱率について説明をしてきました。
この章では直帰や離脱をしてしまう原因について解説をします。
3-1.直帰率が高い原因
・ページが見にくい
「ページの表示速度が遅い」「デザインが分かりにくい」「文章が読みにくい」などの要因で直帰に繋がることがあります。
その為、Webサイトはユーザーの視点に立って、サイト内のコンテンツを見やすくしておくことが重要です。
・内部リンクが不足している
他ページに移動するリンクがWebサイト内に不足していると、ユーザーが次に行うべきアクションがわからずに直帰してしまうことがあります。
「ナビゲーションリンク」や「お問い合わせフォームボタン」などの導線が不足していないか確認する必要があります。
また、リンクにはページのタイトルを明示し、リンク先を明確にしておくことも大切です。
できるだけ、階層構造を考え、関連のあるコンテンツ同士をリンクで繋げると良いでしょう。
・ユーザーのニーズとWebサイトのコンテンツに乖離がある
ユーザーがWebサイトを訪問する時、サイト内に何かしらの情報があることを期待しています。
しかし、実際にWebサイト内に訪問してみると、ユーザーが期待していた情報とサイト内に掲載されている情報にギャップがある場合があります。このように、ユーザーが期待している情報が、Webサイト内にない時は、それが原因で直帰が起こります。
・ユーザーが期待していた情報に満足して離脱する
「ブログ」や「広告用のランディングページ」など、ページ自体で目的が達成されている場合は、直帰率が高くても問題がないかと思います。
3-2.離脱率が高い原因
・内部リンクの不足が原因
Webサイト内に内部リンクが少ない、あるいは無い場合はユーザーが他ページのコンテンツを読み進めるための動線が不足している為、離脱率が高い傾向があります。
・コンバージョンページが原因
問い合わせなどのコンバージョンページは、ユーザーのニーズを満たすページであり、離脱率が高くなる傾向があります。
・ユーザーがコンテンツに満足して離脱する
ユーザーの求める情報が、その1ページに記載されており、ユーザーがコンテンツに満足した場合は離脱率が高い傾向があります。
例えば、広告用の1ページのみのランディングページでは、離脱率が高くなります。
4.Googleアナリティクスで直帰率を確認しよう
では、あなたのサイトの直帰率がどれくらいなのかを、Googleアナリティクスを使って調べましょう。
左のメニューから「ユーザー」の中にある「概要」のページを開くと、ユーザーサマリーというページが表示されます。数字が並んでいる部分で下段の真ん中にあるのがあなたのサイト全体の直帰率の数値です。
次に、各ページ(入口になっているページ)の直帰率を見てみましょう。
「行動」の中の「サイトコンテンツ」をクリックし、「ランディングページ」を開きます。
すると、ページ下部に表があると思います。その表の真ん中あたりの列に直帰率が表示されています。
5.直帰率の目安は?
直帰率を調べたところで、「ではどのくらいの直帰率なら正常なの?」と思った方がいらっしゃるかもしれません。
一般的に直帰率の目安は40%程、とも言われていますが、厳密に直帰率の目安というものは存在しません。なぜなら、直帰率はサイトの流入状況やページの構造によって大きく異なるからです。
例えば、何かで検索して入ってきたユーザーよりも、何となく広告をクリックして入ってきたユーザーの方が直帰率は当然高くなります。それに、色々なページへリンクを貼っているトップページよりも、リンクがフォームへしか貼られていないLPの方が直帰率は高くなります。
どんなサイトのどんなページかによって直帰率の目安は異なるのです。40%というのは、それらを無視したあくまでも大まかな目安に過ぎないので、それより高いからと言って悪いページだと決めつけないでください。
6.直帰率を改善すべきページの見つけ方
目安はないと言われても困るといった担当者の方もたくさんいるでしょう。そこでどのようにして直帰率を下げるべきページを見つければよいのか解説をします。
結論から言うと、ただ直帰率の数字だけを見て改善しようと決めるのではなく、他の指標と組み合わせて改善すべきページを見つけるのが大切です。
1つの考え方として、サイトのゴール(=コンバージョン、CV)と直帰率を紐づけて考えるというものがあります。
例えば、直帰率が80%あるページでも、直帰していない残りの20%のユーザーのCV数が0だったら、このページの直帰率を改善する必要はありません。
なぜなら何とか他のページに遷移しても、結局サイト全体のCV数は増えないからです。
それに対して直帰率が50%程のページでも、直帰していない残りの50%のCVRが5.00%程あるのなら、そのページの直帰率は改善したほうが良いでしょう。
それは、直帰しているユーザーを少しでも他のページに遷移させることで、全体のCV数が大きく増える可能性があるからです。
また、直帰率が高く平均滞在時間がサイト平均よりも短いページは、改善すべきページかもしれません。そのページはコンテンツの内容とユーザーのニーズがマッチしていない可能性が高いからです。
7.まとめ
直帰率についてご理解いただけましたでしょうか。
直帰率の意味だけでなく、本当に改善すべきなのか?
具体的にどうして改善するのか?
ということまで考えていくことが大切です。
ページに訪問してくれた読者のために最適なサイト作りを目指しましょう
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