⇒【東証プライム企業も多数利用!】最先端のSNSマーケティングツール「Tofu Analytics」、「InstantWin」とは?
スクウェア・エニックスや吉本興業がNFT事業に乗り出すなど、日本の大手企業も続々とNFTへの参入を始めています。
最先端の技術開発が進んでおり、さらなるNFTブームが巻き起こるかもしれません。
今回は、NFTの特徴や活用事例・買い方をわかりやすく解説します。
1.NFTとは?特徴や仕組みをわかりやすく解説
NFT(Non-Fungible Token)とは、「代替不可能なトークン」という意味をもつ言葉です。
偽造や改ざんが難しいブロックチェーン技術によって、デジタルデータに固有の価値がつくようになりました。
NFTの特徴として以下の三つがあります。
- 代替不可能なデジタルデータ
- 誰でも作成や取引ができる
- 転売されると作者に報酬が還元される
1-1.代替不可能なデジタルデータ
NFTは代替不可能(替えが効かない)という性質があります。
代替不可能なものの一例として、購入者の名前や座席番号が記載されたコンサートチケットが挙げられます。
一方、100円玉のような通貨は他の人と交換しても問題なく利用でき、代替可能です。
NFTには固有のアドレスが割り振りされていて他のものと替えがききません。
1-2.誰でも作成や販売ができる
NFTは誰でも販売可能で、ブロックチェーンに関する難しい知識がなくても問題なく売買できます。
OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスを利用すれば、自作のイラストを使ったNFT作成も可能です。
また、マイクラ風NFTゲームの「The Sandbox」では、簡単にNFTアイテムを作り出せます。
日本の小学生が作ったNFTアート作品が2ETH(当時レートで約80万円)で落札されて、大きな話題になりました。
1-3.転売されると作者に報酬が還元される
NFTは転売(二次流通)時に、作者への報酬が入る仕組みを設計できます。取引額の数%が作者に還元されるため、クリエイターの長期的な利益につながります。
2.NFTの歴史と活用事例
続いてはNFTの歴史と活用事例をわかりやすく紹介します。
2-1.CryptoKittiesの登場
2017年、イーサリアムブロックチェーン上に「CryptoKitties(クリプトキティーズ)」というゲームが登場しました。
デジタル上の猫を交配させて新たな猫を生み出すゲームで、レアなデジタルキャットは600ETH(当時レートで約1,700万円)で取引されました。
2-2.クリプトパンクスの誕生
世界最古のNFTアートと呼ばれるCryptoPunks(クリプトパンクス)は2017年に誕生しました。
24×24サイズのドット絵で作られたフルオンチェーンのNFTで、8,000ETH(当時レートで約27億円)で取引されたNFTも存在します。
2-3.デジタルアートに75億の価格がつき大流行
2021年、デジタルアーティストのBeepleが作成したNFTアート「The First 5000 Days」が6,940万ドル(当時レートで約75億円)で落札されました。
老舗オークションハウスのクリスティーズでNFTが超高額落札され、NFTブームが一気に加速しました。
2-4.NFTゲーム市場が急速に拡大
2021年にはブロックチェーンゲームの「Axie Infinity」が大流行しました。
ゲーム内で獲得したNFTやトークンを売却して稼ぐ「Play to Earn」の仕組みが人気を集め、NFTゲーム市場が大きく成長しました。
2-5.様々な分野にNFT技術が応用される
NFT技術はあらゆる分野で活用が進んでいます。
〇NFT技術の活用事例
- 山古志村の錦鯉NFT→保有者にデジタル村民権を付与
- ワインNFT→高級ワインなどの有形資産にNFT技術を活用
- NFTを使った広告枠→メディアの広告枠をNFTとして販売
3.NFTのメリットと4つの主な特徴
データに唯一無二の希少価値を与えたNFTは近年注目を集めています。ではNFTにはどのようなメリットや特徴があるのでしょうか?以下で解説します。
- NFTのメリット・特徴
- 代替不可能で唯一性がある
- 誰でも作品を作成・発表できる
- 色々な設定をプログラム可能
- 破損や紛失するリスクがない
〇代替不可能で唯一性がある
NFTは代替不可能で唯一性がある点が、大きなメリットと言えます。通常、仮想通貨は代替が可能です。
例えば、AさんとBさんがそれぞれ1BTC持っています。このときに、お互いの資金を交換しても、それぞれの所持資産が1BTCであるという状況には一切変わりません。
一方でNFTは代替が完全に不可能です。そのため、AさんとBさんがそれぞれ所持しているNFTを交換すると、交換前とは状況が異なってしまいます。
こうした独自性を持つことから、NFTは特にデジタルアートなどの分野で活用され始めました。
〇誰でも作品を作成・発表できる
NFTは誰にでも作成・発表できるという部分に特徴があります。NFTはブロックチェーンを作った技術なので、プログラミング技術が無いと作成できないと思いがちですが、実際にやってみると、意外に容易に作ることが可能です。
デジタルデータをアップロードするだけで、複雑な知識は必要とせずに作品をNFT化できます。そのため、だれでも自分の作品を唯一無二のNFTとして、マーケットで出品することができるのです。
〇色々な設定をプログラム可能
NTFは様々な条件をプログラムすることが可能です。NFTはイーサリアムなどのブロックチェーンをベースに作られるので、スマートコントラクトを利用できるからです。
スマートコントラクトを利用することで、NFTに様々な機能をプログラムできます。例えば「二次流通時に作品が売れた際に、制作者に報酬が入るようにする」といった具合です。
こうすることで、転売された際にも制作者は利益を得ることができるのです。
〇破損や紛失するリスクがない
NFTの特徴として、オンライン上に存在しているデータであるため、破損や紛失のリスクがないということも挙げられます。実際にアート作品を所有する場合、物理的に破損してしまう、窃盗に遭って紛失してしまうというリスクもあります。
NFTの場合、あくまでデータを所有しているだけなので、物理的に破損することもなければ窃盗に遭って紛失することもありません。
4.NFTに投資をする4つのデメリット
メリットだらけのように思えるNFTですが、当然デメリットもあります。この章ではNFTのデメリットについて解説していきます。
〇法整備が整っていない
NFTのデメリットとして非常に大きいのが法整備が整っていないという点です。NFTは急速に発展を遂げた市場となっており、それに付随する法律の制定が追いついていないというのが現状です。
そのため何かトラブルが起きた際に、NFTが持つ所有者の取り扱いをめぐって裁判が起きる可能性があります。
〇物理的な所有ができない
NFTはあくまでデータの一つに過ぎないため、物理的な所有ができないというデメリットがあります。NFTはアートなどでも利用されており、場合によってはこれは大きなデメリットとなることでしょう。
デジタルアートを鑑賞する際は、観賞用のモニターを用意する必要があります。そのため普通の絵のように飾ることはできません。
〇手数料が高騰しやすい
NFTには「ガス代」と呼ばれる手数料が発生します。このガス代が高騰しやすいというのもNFTのデメリットと言えるでしょう。
ガス代はNFT販売者が自由に設定することができます。そのため、販売者の言い値でガス代を払わなくてはなりません。
しかしオフチェーンを採用しているプラットフォームを利用すれば、ガス代は発生しません。ガス代を節約したい方は、このようなプラットフォームを利用すると良いでしょう。
オフチェーンとは、ブロックチェーン上に記録されないやりとりのこと。ブロックチェーンを全て利用して行う取引をオンチェーン取引、ブロックチェーンの一部しか使用しない取引をオフチェーン取引と言います。
オンチェーン取引では、ブロックチェーンを全て利用するため情報量が多くなり、やりとりに時間がかかるのが難点でした。
〇著作権侵害のリスク
NFTには著作侵害を助長するリスクがあります。これはブロックチェーンと著作権の所有者が異なることが原因となっています。
NFTでは自身が著作権を所有していない場合でも、NFTを発行して販売することができます。著作権に関する問題はNFT市場が成長していくにつれて、無視できなくなっていくでしょう。速やかな法整備が求められます。
5.まとめ
ここまでNFTについて紹介をしてきました。日本でも企業や有名人がNFTの利用を開始しており、これから益々注目を集めると予想されています。
〇NFT市場に参入した有名人・大企業
- 香取慎吾→NFTアートのチャリティプロジェクトを実施。LINEのブロックチェーンを活用
- 内村航平→引退記念NFTをOpenSeaで販売
- スクウェア・エニックス→NFTデジタルシール「資産性ミリオンアーサー」をリリース
- 吉本興業→芸人のネタ動画コンテンツ「よしもとNFTシアター」を開始
- 阪神タイガース→名場面シーンの写真・動画コンテンツ「Tigers Gallery」を開始
あなたの会社でも導入を検討してみては如何でしょう。
⇒【東証プライム企業も多数利用!】最先端のSNSマーケティングツール「Tofu Analytics」、「InstantWin」とは?