【東証プライム企業も多数利用!】最先端のSNSマーケティングツール「Tofu Analytics」、「InstantWin」とは?

日本でのInstagramのユーザー数は3,300万人と、日本人の4人に1人はアカウントを持っている計算になります。

しかし、その運用は多くの人がInstagramアプリ内だけで完結しているのではないでしょうか?

実は、Instagramを運営するMeta社は専用の管理ツールを用意しているのです。

本記事では、その専用ツール「Meta Business Suite」について解説いたします。

1.Meta business suiteとは

Meta社(旧Facebook社)が2020年9月にリリースしたMeta business suite。Meta社が提供しているFacebook、Instagramを統合し一括管理ができるツールです。

社名変更によって、Facebook Business Suiteから名称が変更されていますが、基本的には同じツール。

Meta business suiteにはデスクトップ版・モバイル版があり、使用にあたってはFacebookのビジネスページが必要です。

デスクトップ版はMeta公式サイトの作成ページからログインできます。

2.ビジネスマネージャとの違いは?

以前からビジネスマネージャを使用していた方は、自動的にデスクトップでビジネスマネージャを開いたときにMeta Business Suiteに移行していることにお気づきかと思います。

そもそも、Meta Business Suiteはビジネスマネージャの進化系。

インターフェースは大幅に変わりましたが、基本的な機能については変わっていません。

〇ビジネスマネージャとは

そもそもビジネスマネージャとは、「FacebookやInstagramについて、企業や代理店が複数のアカウントを一元管理するためのツール」です。

アカウントを複数人で共有できるのも特徴で、チーム内や外部との共有がしやすく、都度アカウントにログインする手間も省けるのでスムーズな運用が可能というもの。

この機能はMeta Business Suiteにそのまま引き継がれています。

〇ビジネスマネージャとMeta business suiteの違い

上記のようなビジネスマネージャ機能だけではなく、それぞれ独立していた広告マネージャやコマースマネージャ、イベントマネージャなどの機能を一括で管理実行できるツールがMeta Business Suiteです。

ビジネスマネージャ以外の機能をほぼ使用しない方や、新しいUIが使いづらいとお思いの方はビジネスマネージャの継続利用も可能です。

〇ビジネスマネージャを引き続き利用する方法

長くFacebookのビジネス運用をされていた人なら、慣れ親しんだビジネスマネージャの画面を引き続き使用したいとお考えの方も多いかと思います。

その場合は、デスクトップ版のMeta Business Suiteから、以下の手順で画面を切り替えることができます。

  1. 左のサイドバーにあるグローバルナビゲーションメニューの「ヘルプ」から「ビジネスマネージャに切り替える」をクリック。
  2. 旧バージョンに戻しますか?というウィンドウが出たら「切り替える」ボタンを押して確定
  3. 次の画面ではフィードバックの提供を求められます。改善してほしい点があれば入力してフィードバックの送信が可能ですが、キャンセルしても先に進めます。
  4. 「完了」をクリックすると、ページがリフレッシュされ、旧来のビジネスマネージャの画面に切り替わります。

3.Meta Business Suiteでできること

Meta Business Suiteは、FacebookとInstagramの双方を管理できるツールです。

かつては「Facebook Business Suite」と呼ばれていましたが、Instagramを併合したことにより名称が変更になりました。

Meta Business Suiteを利用するにはFacebookページの作成が必要で、デスクトップ版、アプリ版(App StoreGoogle Play)が用意されています。

Meta Business Suiteで運用可能なサービスは以下の通りです。

3-1.ホーム:アカウントの情報確認

ホーム画面から

  • やることリスト
  • FacebookページとリンクされたInstagramアカウントの最新情報
  • プランナー
  • 最近の投稿と広告

インサイト

を確認することができます。

3-2.お知らせ

FacebookページやInstagramアカウントの「新しいお知らせ(ユーザーの反応)」が確認できます。

3-3.受信箱

Facebookページ、Messenger、Instagramアカウントのメッセージがまとめて管理できます。

よくある質問に対し、自動返信機能も設定できるので、効率的な運用が可能です。

3-4.コマースマネージャへのアクセス

ビジネスアカウントでコマースアカウントを作成している場合、Meta Business Suiteデスクトップからコマースアカウントにアクセスできます。(アカウントがない場合は新規作成も可能)

3-5.広告作成

新しい広告を作成してFacebookやInstagramに掲載できるだけでなく、その投稿やページ自体を宣伝することもできます。

3-6.インサイト分析

  • リーチ
  • コンテンツレポート
  • オーディエンス数
  • ベンチマーキング
  • シェアしたコンテンツでのアクティビティ

など、パフォーマンスの詳細を分析することができます。

さらに細かく説明すると

  • リーチのトレンドなど、Facebook・Instagramのビジネスプロフィールのパフォーマンス
  • 広告アカウントのクロスプラットフォームの消化金額
  • 「いいね!」やコメントのエンゲージメント
  • ページに「いいね!」をした利用者やInstagramのビジネスプロフィールをフォローした利用者の年齢・性別や所在地などの概要

などがわかり、今後の投稿内容や運営費の指標となります。

3-7.ブランドコンテンツのアクセス許可・管理

オーガニックブランドコンテンツおよびブランドコンテンツ広告では、アカウントレベルのクリエイターのアクセス許可を追加し、管理できます。

4.フィード投稿やストーリーズの投稿予約の方法

Meta Business Suiteで積極的に活用したいツールとして、FacebookやInstagramへのフィード投稿やストーリーズを指定した日時に投稿する「予約投稿」があります。

ある時間ちょうどに情報解禁したい場合などに使いたい機能です。

4-1.フィード投稿を予約する

  1. ホーム画面の「投稿を作成」をクリック。
  2. 予約投稿する場所を、Facebookニュースフィード、Instagramフィード、またはその両方の中から選択。
  3. テキスト、メディア、リンクなど、投稿の詳細をすべて入力。
  4. 投稿のプレビューが右側に表示されるので確認し、「公開」の横の矢印をクリックし、「投稿日時を指定」をクリック。
  5. 投稿を公開する日時を設定し「保存」すると、指定した日時に投稿が公開されます。

4-2.ストーリーズを予約する

ストーリーズもフィード投稿とおおむねは同じです。

  1. 予約投稿をするFacebookやInstagramアカウントを選択。
  2. ホーム画面の「ストーリーズを作成」をクリック。
  3. 「メディアをアップロード」をクリックし、ストーリーズに写真や動画を入力。さらにメディアを切り取る、テキストやスタンプを追加するなどで、ストーリーズをカスタマイズ。
  4. 右側のプレビューを使い、FacebookやInstagramでストーリーズがどう表示されるかを確認。
  5. 「ストーリーズをシェア」の横の矢印をクリックし、「ストーリーズの日時を指定」を選択。
  6. 投稿を公開する日時を設定して「保存」すると、指定した日時にストーリーズが公開されます。

5.「Meta Business Suite」のメリット

続いて「Meta Business Suite」のメリットを解説していきます。

5-1.Meta公式ツールを一括管理できる

「Meta Business Suite」のメリットで最も注目すべき点は、やはりMeta公式ツールを一括管理できるという点でしょう。

これまでは別のツールを用いる際、例えばクリエイタースタジオとInstagramのプロアカウントを紐づけるなど、アカウントやツールごとに設定を行う必要がありました。

しかし「Meta Business Suite」であれば、1つのページでアカウントの管理・切り替えが可能になり、使いたいツールの選択もスムーズに行うことができます。

さらに受信箱も一括管理できることで、ページの切り替えやログインの手間が省け、素早いレスポンスが可能になりました。

また、デスクトップとモバイルアプリを併用できることも、一括管理で得られる利便性を最大限に引き出しています。

5-2.メニューに表示するツールをカスタマイズできる

使いたいツールの選択がスムーズに行えることに関連して、メニューに表示するツールをカスタマイズできる点にも注目です。

 「Meta Business Suite」では、デスクトップ左側のメニューバーに表示するツールを最大10件まで自由に編集することができます。

運営するアカウントの目的に応じて自分好みにメニューバーを編集することで、作業効率を高めることができるでしょう。

またメニューバーにプリセットされている「すべてのツール」セクションでは、扱える主なツールを一覧表示させることも可能です。

多くのツールが集約された「Meta Business Suite」ではありますが、「すべてのツール」があることで、全体像を把握した上で必要な機能を選択することができます。

5-3.ビジネスアプリ(サードパーティアプリ)の連携がスムーズ

「Meta Business Suite」では、様々なMeta公式ツールが集約されたことに加え、ビジネスアプリ(サードパーティアプリ)の連携がスムーズに行える点も大きなメリットになっています。

「ビジネスアプリ」セクションでは、上記のように、様々なビジネスに活用できるサードパーティアプリをリンクすることができます。

目的ごとにキーワーから連携可能なアプリを検索することもできるため、

  • 予約管理
  • オンライン決済
  • 広告の分析

といった実用的な専門機能を導入しやすい点が大きなメリットとなります。

5-4.クリエイタースタジオにはない新機能が使える

「Meta Business Suite」とクリエイタースタジオの違いや新機能の項でも触れたように、

  • Instagramストーリーズの公開日時の設定
  • ハッシュタグ検索・登録
  • メディアの編集

の3つの機能は、「Meta Business Suite」のみで使うことができます。

〇Instagramストーリーズの公開日時の設定

まず、企業アカウントにおけるInstagramストーリーズは、

  • アンケート機能によるフォロワーとのコミュニケーション
  • 最新投稿の拡散
  • アカウント検索で表示された際に、プロフィールアクセスされやすい

といったメリットにつながります。

「Meta Business Suite」を用いて毎日定時にストーリーズの予約投稿を行うことで、常にストーリーズが配信されている状態を作り出すことや、フィード投稿にあわせて配信情報を拡散させるなど、上記のメリットを上手く活かしていくことができるでしょう。

〇ハッシュタグ検索・保存

「Meta Business Suite」では、ハッシュタグの検索機能が追加されており、Instagramを開かなくともハッシュタグの投稿件数などを知ることができます。

また、よく使うハッシュタグを保存しておくこともできるため、投稿作成時の手間を減らすことにも期待できるでしょう。

〇メディアの編集

「Meta Business Suite」では、投稿用のメディアの編集を行うことができます。

使える主な機能は、

  • 投稿写真の入れ替え
  • メディアの1枚ごとの削除
  • 切り取り(トリミング)
  • 6種類のフィルター

です。

簡単な機能ではありますが、投稿前の調整が行えるため作業効率の向上を図ることができるでしょう。

5-5.アクセス権限設定によるセキュリティ強化

「Meta Business Suite」では、ユーザー毎にページやアカウントに必要なアクセス権限を設定することができます。

例えば、タスクの共有が不要になった場合に、ビジネスマネージャからユーザーのアクセス権限を解除することが可能です。

また、新しい環境からのアクセスに対しては二段階認証が必要になる点もセキュリティ強化に効果的な仕様となっています。

6.Meta business suiteの活用事例

ここまで機能などについてご説明しましたが、実際にどういった活用成功例があるのかは気になるところですよね。以下に公式ストーリーの2つをご紹介いたします。

〇EKO Piekarnia Kiełtyka

ポーランドのウエンジャニにある EKO Piekarnia Kiełtykaはオーガニックな焼き菓子のお店。低炭水化物・高蛋白質・グルテンフリーなどのヘルシーなメニューを扱い、2007年にはポーランドの「年間最優秀食品生産者」に選ばれています。

Facebook Business Manager や Ads Manager など、さまざまなSNSを利用して販路を広げていましたが、問い合わせの量が非常に多くメッセージを見逃すことも。

Meta Business Suiteを導入してからは、

  • 1カ月当たり12時間の時間短縮。
  • ツール数削減により一元化管理ができ、見落としが減る

と目に見えた効果を得られています。

〇Stars N Skyes Travel

旅行代理店であるStars N Skyes TravelのSNS担当Nitaは、コロナ禍で日々更新される各国・地域のルールについて情報を収集し、FacebookやInstagramで公開していました。

すると、集約された情報を求めてFacebook や Instagramには問い合わせが殺到。

効率よく情報を収集するためにMeta Business Suiteを導入してからは、アプリの往復をしなくてよくなり、より多くの人と繋がりやすくなりました。

また、Nitaはインサイトから自分のページについて分析し、自分自身の旅行体験談がよりオーディエンスにアプローチできることを知り、さらに個人的な体験を公開するようになりました。

7.まとめ

いかがでしたでしょうか?

Meta Business Suiteは予約投稿をはじめ、ビジネスでInstagramを使用する愛に欲しい機能や情報を与えてくれる便利なツールです。

特にフォロワーやいいねの数を伸ばしたい企業は、インサイトでの分析をもとにMeta Business Suiteを活用してはいかがでしょうか?

最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。

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