【担当者必見】ホームページのデザインを和モダン（和風）にするポイント！

取り扱う商品や事業によってはホームページのデザインを和モダンにすることが効果的です。しかし和モダンなデザインと言ってもポイントが分からない方もいるでしょう。

そこで今回はホームページのデザインを和モダンにするポイントを徹底解説します。

和モダン（和風）デザインとは

和モダンとは、日本の伝統的な和風なデザインとモダンなデザインを融合したデザインです。和モダンをデザインする際は日本の伝統的な和風の色合いに近代的なデザインをプラスしていきます。

和モダンが魅力的な点は、デザインの幅が広いことです。和風を強めたりモダンさを強調したり、デザインのアイデアが無数に出てきます。

また和モダンにデザインすることで、高級感や上品さ、落ち着きを感じます。高級感や上品さを感じることから敷居の高さを感じる場合もありますが、日本人にとっては親近感を覚えケースもあります。

ここからはホームページを和モダンにするポイントを解説します。

まずは歴史を感じるビジュアルにすることです。具体的には、日本庭園や日本画などが挙げられます。また富士山や鶴などの日本を象徴するようなスポット、動物などもいいでしょう。

ただしコンテンツの内容とビジュアルがマッチしていないと、ユーザーに違和感を与えてしまうため注意が必要です。例えば美容商品を取り扱うホームページにいきなり日本の手伝統的な家屋のイラストを掲載すると違和感を覚える可能性があります。

次は明朝体や筆字を利用することです。日本では古くから筆を使って文字を書く文化がありました。そのため筆の動きを再現したフォントは親近感があります。明朝体であれば「とめ」「はらい」「はね」が含まれるため、和モダンのデザインにマッチします。

ただしテキストコンテンツやグローバルメニューなどのすべてを明朝体にすると、読みにくさや見にくさを感じる場合があります。ロゴやキャッチコピーなど重要な部分に重点的に明朝体を使うようにしましょう。

和モダンデザインにするには、市松模様や麻の葉など日本伝統の和柄や文様を使用しましょう。和柄や紋様を取り入れることで、簡単に和モダンデザインが完成します。

市松模様や麻の葉以外にも、亀甲、和紙、染物、唐傘模様などは和モダンなデザインに向いています。

和柄や紋様だけではなく、伝統色を取り入れることでさらに和モダンデザインが洗練されます。伝統色の配色次第で、ホームページが和の雰囲気を感じさせるデザインになるでしょう。

平安時代の萌黄色や紅梅、安土桃山時代は褐色や茶褐色、江戸時代は利休色、蘭茶などが伝統色の一例です。伝統色に関しては下記のページにも記載されています。ぜひご確認ください。

ホームページは横書きが多くなっています。そこでグローバルメニューやテキストの一部もしくは全部を縦書きにすると、和モダンのデザインになりやすいです。これはもともと日本語は縦書きが基本だからです。

ただし縦書きにすると、ホームページ全体が縦長になります。レスポンシブデザインに対応できるかも含めて、プレビューを確認しながらホームページを設計しましょう。

余白を十分に取り入れることで、上品で落ち着いた雰囲気にできます。日本古来の襖絵や浮世絵は余白が十分に取られていますが、これは余白を楽しむ文化があったからです。和モダンのホームページも同様で、余白を活かすことでユーザーへの楽しみを提供できます。

なお余白を取り入れるときは、画像やテキストを中心に集めると、ユーザーが閲覧しやすいです。

和モダンデザインを実現するために、既存のホームページからデザインを学びましょう。3つのホームページを取り上げて、それぞれの特徴をご紹介します。

菱岩は仕出し料理専門店です。1829年創業の伝統をホームページのデザインに反映しました。背景が洗練され、提供するお弁当の魅力が伝わってきます。またグローバルメニューなど一部を縦書きにして、デザインにアクセントが感じられます。

きもの鈴乃屋は振り袖や着物を販売する企業です。背景を明るめにすることで、和モダンデザインながらも若者向けに設計しています。振り袖姿のモデルの写真などを随所にちりばめ、ユーザーが着用後をイメージしやすいです。こちらも一部に縦書きを使用しています。

東京ルルルンはフェイスマスクや保湿クリームなどの美容商品を販売する企業です。ホームページ内ではかんざしやツバキなどのイラストを利用しており、和モダンさを感じます。また商品を購入した女性がおしとやかで透明感の和風美人になれるような印象を与えています。

ホームページを和モダンなデザインにするには、様々なポイントがあります。いずれも日本の伝統的な要素を意識する点がポイントです。それらのポイントを押さえて他とは違う和モダンデザインを実現しましょう。