【東証プライム企業も多数利用!】最先端のSNSマーケティングツール「Tofu Analytics」、「InstantWin」とは?

日本国内利用者数が3300万人を突破したInstagramは重要なマーケティングツールとして広く活用されており、Instagramキャンペーンを実施する企業も増えています。

そこで今回は本メディアで紹介してきた100を超えるInstagramキャンペーン事例や、Instagramキャンペーンで成功するための工夫ポイントをまとめて紹介していきます。

1.インスタ(Instagram)キャンペーンとは

若年層を中心に火が付き、今では幅広い年代と性別のユーザーを抱えるInstagram(インスタグラム)。現在では多くの企業が自社商品の販促や集客、または企業ブランドイメージアップのためのツールとして活用しており、現代の広告マーケティングを語る上では外せない存在となりました。SNSを活用した広告マーケティング手法が多様化する中で、インスタキャンペーンも認知、購買意欲の向上に大きく貢献する方法として企業から盛んに利用されるようになりました。

インスタグラムキャンペーンとはユーザー参加型の集客・認知拡大を目的としたプロモーションマーケティングの手法の一つで、複数ユーザーの閲覧やハッシュタグ投稿を促すことによってエンゲージ、またコンバージョンの達成を目指すものです。

2.Instagramキャンペーン実施の手順

まず、Instagramキャンペーンを企画~実施する際の手順について簡単に紹介しておきましょう。

一例ですが、

  • 現状分析と課題抽出の上キャンペーンの目的を決める
  • キャンペーン内容を検討する
  • Instagramキャンペーンを実施し効果を分析する

の流れでInstagramキャンペーンを企画・実施していきます。

2-1.現状分析と課題抽出の上キャンペーンの目的を決める

何のためにInstagramキャンペーンを行うのか目的を明確にしましょう。

ブランドを広く認知させたいのか、イベントや店舗への集客をしたいのか、商品の購買を増やしたいのか、目的によりキャンペーンの内容もKPIも大きく変わってきます。

そのためには自社に現在どのような課題があるのかを理解しておく必要があります。分析を通して課題を抽出し、何を目的にしたキャンペーンにするのかをまず最初に明確にしましょう。

尚、Instagramの分析をする際に限らず企業として活用する場合はビジネスアカウントに移行しておきましょう。

2-2.キャンペーン内容を検討する

Instagramキャンペーンの目的が決まったら、内容や必要なリソースを検討していきます。大まかに以下の要素について十分検討する必要があります。

〇キャンペーンのKPI

最初に定めた目的に沿ったKPIを設定します。キャンペーン終了後に効果分析としても使いますので必ず設定しましょう。ただし、KPIをたくさん設定してしまうと何がしたいのかがぼやけるキャンペーンになってしまうため最低限にとどめておくことが大切です。

〇予算

キャンペーン実現に必要な予算はいくらか算出します。キャンペーンの効果がどれくらいだと予算を回収できるのかも試算しておきましょう。予算をかけて行う価値のあるキャンペーン内容か、プレゼントが予算に見合っているかなど判断する重要な材料になります。

〇ターゲット

新規顧客を獲得したいのか、既存顧客のロイヤルティを高めたいのかなど、目的に沿ってターゲットのペルソナを詳細に設定します。

〇キャンペーン内容

Instagramアカウントのフォローやいいね!だけで参加完了するフォローキャンペーンか、さらに指定ハッシュタグをつけて写真を投稿してもらう写真コンテストにするかなど、キャンペーン内容を詰めていきます。

〇ユーザーの参加メリット

ユーザーが参加するモチベーションを高めるメリットを決めていきます。プレゼント賞品を決める場合はターゲットの心をつかむものを前提として、キャンペーンとマーケティング目的に沿った数量と規模感のものを選びましょう。

〇キャンペーン期間

季節シーズンに合わせてキャンペーンを行うのか、自社の売り上げが高い時期にキャンペーンを行うのかなど考慮し期間を設定します。

〇運用体制

Instagramキャンペーンの運用体制をどうするかを決めます。チームで運用するのか、担当者を定めて運用するのか、キャンペーンサイトの準備や告知はどうするのか、自社Instagramアカウントやホームページで写真を紹介するのか、商品の発送はどうするのか、キャンペーンへの問合せ対応はどうするかなど、キャンペーン中の運用について整備しておきます。

2-3.Instagramキャンペーンを実施し効果を分析する

Instagramキャンペーンを実施したらそのキャンペーンの効果を分析します。

設定したKPIを通して目的を達成できているか、達成できていた場合何が成功要因だったのか、達成できていない場合何が必要だったのかを理解することが大切です。

前回の学びを踏まえPDCAサイクルを回しながら新たにInstagramキャンペーンを実施していくことで、継続的に効果を高めていくことができます。

3.【重要】Instagramキャンペーンに関するガイドライン

Instagramキャンペーンに関するInstagramの公式ガイドラインが度々変更されていますので、最新の情報をチェックすることも大切です。

2021年4月現在の状況をまとめておきましょう。

なお、Instagramガイドラインについてインスタラボの見解も含まれておりますが、最終的には自己責任でのInstagramキャンペーン実施をお願いいたします。

3-1.Instagramキャンペーンのプレゼントとして「金銭」「金券」は禁止。キャンペーンの実施は可。

2021年4月現在、Instagramキャンペーンを行うこと自体は可能ですが、キャンペーンのプレゼント(見返り)として「金銭」「金券」などの提供は禁止されています。

《「いいね!」やフォロー、コメントを含むやり取りの見返りに、金銭や金券などのプレゼントを申し出たりしないでください。》

引用:コミュニティガイドライン「有意義で心のこもったやり取りを大切にしてください」|Instagramヘルプセンター

具体的なイメージとしては「現金」や「現金相当物」がプレゼントがNGなものとして挙げられます。

現金相当物とは、換金性が高く価値の変動リスクが低いもの、わかりやすく言うと

お金として使える・交換可能な金券(商品券、ギフトカードなど)

換金すること自体が目的とされるモノ(金・銀・プラチナのような現物資産など)

が該当します。

たとえば「金(GOLD)」自体はプレゼントとして適切ではなくとも、金の装飾が施されたアクセサリーはブランドの付加価値がのった商品であるためキャンペーンのプレゼントとして適切と考えられます。

そのほか、よくある質問として「割引クーポン」が挙げられます。

「割引クーポン」は、店舗・ブランドが提供するサービスの一環であり、割引クーポンそれ自体はお金として利用することができないことからプレゼントとして利用できるとも考えられます。しかし「景品表示法」のような別の法律がかかわってくるため、必ず自社で関連する法規を確認するようにしましょう。

基本的には、Instagramキャンペーンのプレゼントは規約上問題ない「自社製品」や「他社製品(たとえば自社がインテリアブランドであれば、生活を快適にするミニ家電のプレゼントなど)」として実施するのが無難と言えます。

「お金(お金に相当するモノ)の魅力でフォロワーやいいね!といったアクションを促すことはNG」という本質的な点を押さえて、Instagramキャンペーンの賞品を決定しましょう。

参考:消費者庁(景品表示法)

3-2.Instagramプロモーションガイドラインを遵守する

Instagramにはプロモーションに関するガイドラインが設定されていますので、あわせて確認し、遵守するようにしましょう。

《1. プロモーション(コンテスト、懸賞等)の案内や運営のためにInstagramを利用する場合、ページ作成者は、次の事項を含めて、当該プロモーションを合法的に運営する責任を負います。

公式ルール

規約と資格要件を設定すること(年齢や居住地の制限等)。

プロモーションおよび提供される賞品や賞金に適用される規則や規制を遵守すること(登録、規制上必要な承認の取得等)。

2. コンテンツに誤ったタグを付けたり、そうするように他の利用者を仕向けることはできません(利用者が写っていない写真に利用者自身をタグ付けするよう仕向けるなど)。

3. Instagramでのプロモーションについては以下の点にご留意ください。

Instagramが応募者または参加者に関与することはないこと。

プロモーションはInstagramが後援、支持、または運営するものではなく、Instagramにまったく関係していないことの認識。

4. 弊社は利用者によるプロモーション運営を支援しません。また、弊社はユーザーコンテンツの使用に同意が必要かどうかについて、または必要な同意を取得する方法についてアドバイスすることはできません。

5. 弊社のサービスを利用してプロモーションを運営する利用者は、自己責任で運営することについて同意するものとします。》

引用:プロモーションガイドライン|Instagramヘルプセンター

Instagramキャンペーン実施に関するルール、参加資格・条件、賞品などキャンペーンに関わる内容は合法的な範囲で設定し、キャンペーン規約としてユーザーにわかりやすく明記しましょう。

また、コンテンツと関連性のないInstagramアカウントをタグ付けしてもらうように促すことはできません。

たとえば、キャンペーン参加者に自社と関係のない風景の写真を撮ってもらい、その写真に「関係のない」自社のInstagramアカウントをタグ付けしてもらうことはできません。自社製品が写った写真に自社Instagramアカウントをタグ付けしてもらうことは可能です。

加えて、InstagramキャンペーンにInstagram社が関与していない旨も明記する必要があります。

これらのキャンペーンガイドラインはInstagramキャンペーンを実施する際に必ず目を通して、遵守するようにしましょう。

3-3.Instagramキャンペーンのなりすましアカウント対策も行う

Instagramキャンペーンの実施に伴い、悪意をもったなりすましアカウントが作成され、ユーザーの個人情報を抜き取る事件が発生しています。

キャンペーン実施期間中は必ずなりすましアカウントが発生していないか監視し、ユーザーの安全を守り不利益を被らないように努めましょう。

なりすましアカウント対策としては、

  • キャンペーン投稿のテキスト追記による注意喚起
  • 公式Instagramでの注意喚起
  • 公式ホームページでの注意喚起
  • などは最低限行いましょう。

また、「認証バッジ(公式マーク)」を取得するのも有効です。「認証バッジのついたキャンペーン投稿から応募ください」のように促すことでなりすまし対策が可能になります。

4.インスタのキャンペーン成功事例

ここからは、インスタグラムキャンペーンを活用した具体的な事例についてご紹介します。

4-1.サッポロビール

サッポロビールは「敬老の日キャンペーン〜おじいちゃん、おばあちゃんへ感謝の気持ちを込めて〜」と名付け、ヱビスビールがケースで当たるインスタキャンペーンを行いました。Twitterのプラットフォームと合同で参加を募り、参加は公式アカウントのフォローいいね!で完了するというものです。またコメントをすれば当選確率が2倍になるという条件も付け、商品の認知拡大とエンゲージ獲得に成功しました。

4-2.アーモンドミルク

マルサンアイ株式会社では5月30日の「アーモンドミルクの日」にちなんでAmazonギフト券10,000円分、またはアーモンドミルク6本セットを抽選でプレゼントするキャンペーンを行いました。参加は公式アカウントのフォローで完了し、コメントで当選確率がアップするという内容です。この事例もヱビスビール同様、大きなエンゲージメントと認知の拡大に寄与しました。

4-3.丸亀正麺

丸亀製麺では「食いっプリグランプリ!」と題し、CM参加権が得られるキャンペーンを行いました。参加者は美味しそうにうどんを食べる姿を動画に収め、「#食いっプリグランプリ」とタグ付けしInstagram、Twitter、TikTokのいずれかに投稿することで参加が可能になります。またCM出演の他に一日丸亀製麺の社長になれる権利、特製釜揚げうどん桶がもらえる特典なども一緒に用意されています。

4-4.炭火焼肉たむら

芸人、そして飲食店経営者であるたむけんが運営する「炭火焼肉たむら」では、インスタグラムキャンペーンとして公式アカウントのフォロー、またTwitter上でも対象の投稿をリツイート、もしくはいいねをすることで参加が可能な施策を打ち出しました。当選者は300名で、賞品はレトルトカレーが贈られ人気を集めたキャンペーンとなりました。

5.インスタのキャンペーンが禁止?注意事項

2020年に発表されたインスタグラムのコミュニティガイドラインの規約改定により、企業が行うインセンティブ付きのキャンペーンがガイドライン違反となる可能性があります。アップデートされた規定内容は以下の通りです。

有意義で心のこもったやり取りを大切にしてください。 「いいね!」、フォロー、シェアを人為的に集めたり、同じコメントやコンテンツを繰り返し投稿したり、利用者の同意を得ずに商業目的で繰り返し連絡したりしないでください。スパムのない環境を維持しましょう。「いいね!」やフォロー、コメントを含むやり取りの見返りに、金銭や金券などのプレゼントを申し出たりしないでください。誤解を招く偽のユーザーレビューや評価の提供、勧誘、取引に関与したり、これらの行為を促進、奨励、助長、承認するようなコンテンツを投稿しないでください。

引用:インスタグラムヘルプセンター

先述したように金銭や金券などのやり取りが発生するキャンペーンで金銭のやり取りを禁止する明言しており、関わりの見返りとしてこれらを付与することはガイドラインに抵触するされています。またこれに伴いクリエイティブや広告文章、投稿のキャプション内容などにも同様に配慮する必要があります。特に下記の太字内容を含むような表現は運営側から却下される可能性が比較的高いと言われており、キャンペーンを実行する際には表現内容が規定をクリアしているか、注意して確認しておく必要があります。

また「アカウントフォロー&いいね!で全員に商品が当たる」などのキャンペーンも避けるようにしましょう。

6.まとめ

Instagramキャンペーンの成功事例を見ながら効果を高めるポイントについて解説してきましたがいかがでしたか。

Instagramキャンペーンは上手く運用することで大きな話題を生むことができます。そのためにもキャンペーン実施の目的を明確にし、その目的に沿った設計をしていきましょう。

【東証プライム企業も多数利用!】最先端のSNSマーケティングツール「Tofu Analytics」、「InstantWin」とは?