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生活・ライフスタイル系インフルエンサーといえば、どのような投稿をしているインフルエンサーを想像するでしょうか。生活やライフスタイルというと私たちの生活に直結しすぎていて、逆にどのような投稿をしているのか分からないという人も多いでしょう。実際、「ライフスタイル」という言葉の意味を調べても「生活の様式」や「日常の営み方」という漠然とした意味が出てくるだけですので、インフルエンサーとは結びつかないと感じる人も少なくはありません。

しかしながら、そのように日常生活に密接にかかわっているからこそ生活・ライフスタイル系のジャンルで活躍しているインフルエンサーは多くの人に好まれるという特徴を持っています。企業によっては生活・ライフスタイル系のインフルエンサーを起用することによって、今までとは全く違う消費者層へのアプローチが可能となり市場シェアの拡大に成功するケースもあります。そんな可能性を秘めた生活・ライフスタイル系について、基礎知識や起用する上でのメリットとデメリット、おすすめのインフルエンサーや選定する際に重視したいポイントなどをチェックしていきましょう。

1.生活・ライフスタイル系インフルエンサーを活用するメリット・デメリット

生活・ライフスタイル系は消費者からの企業に対するエンゲージメントを高める効果が期待できるなど、他のジャンルで活躍するインフルエンサーとは一味違う効果が狙える貴重な存在でもあります。では、その他に生活・ライフスタイル系のインフルエンサーを起用するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。具体的に5つのメリットとデメリットを見ていきましょう。

【メリット】ターゲット層が広い

生活・ライフスタイル系のインフルエンサーを起用することで得られる最大のメリットは、やはりターゲット層が広いことです。フォロワー数が多ければ多いほど、起用することで企業が予期していない消費者層からの消費が生まれることもあるでしょう。たとえば若い女性をターゲットとした雑貨を生活・ライフスタイル系のインフルエンサーにPRしてもらったところ、若い女性だけではなく彼女や奥さんへのプレゼントに悩む男性からも支持を集めるということもあります。

特定のジャンルで活動するインフルエンサーの場合、マイクロインフルエンサー以外でも基本的にはフォロワーが偏りがちです。その分クリティカルなプロモーション活動ができ効果も予想しやすいとはいえ、なかなか想定以上の効果を発揮することはできません。しかし、多くの人をフォロワーに抱える生活・ライフスタイル系のインフルエンサーであれば、そのフォロワーの多さがメリットとなり広いターゲット層に対するプロモーション活動が可能になるでしょう。在庫が限られている限定品などのプロモーションは必要数量が予測できないので不向きとなってしまう側面もありますが、単に企業や商品、サービスがキャンペーンの知名度をアップさせるような起用であればターゲット層の広さが大きなメリットとなることは間違いありません。

【メリット】誰もが興味を持ちやすい

生活・ライフスタイル系のインフルエンサーを起用することで、インフルエンサーが元々抱えているフォロワー以外からも興味を持たれることがあるというメリットもあります。たとえば、日常生活でも特に掃除に役立つテクニックを発信している生活・ライフスタイル系のインフルエンサーの場合、日常的に投稿をチェックするのは普段から家庭での掃除を担当している専業主婦や主夫である可能性が高いですが、大掃除の時期などは注目度が高まるでしょう。自宅では全く家事をしないという人も、会社の大掃除の時期には興味を持つこともあります。

そのような日常的なテクニックだけではなく、おすすめのお店や穴場の観光スポットなどを投稿しているタイプの生活・ライフスタイル系インフルエンサーも、大型連休が近くなると出かける場所を探してフォロワー以外から検索されるケースも少なくはありません。

いまいち活動ジャンルが分かりづらい生活・ライフスタイル系のインフルエンサーですが、それだけ多くの人の日常生活に密接な関わりを持っているため一気にフォロワー数が増える可能性があるのです。企業が商品やサービスの知名度を上げたい時に恩恵を受けることもあるでしょう。

【メリット】親しみやすい

インフルエンサーの中には、高額な食品をお取り寄せして食べたりデパコスを使い比べたり、あるいは高級車やリゾート地のホテルなど、一般的な家庭のフォロワーがあまりできない体験を投稿することで、憧れの存在として活動しているインフルエンサーも少なくはありません。もちろんそうしたインフルエンサーの生活を見るのは、フォロワーとしても非日常の体験を間接的にできるので楽しいことでしょう。自分で買う予定のない高級なマンションの間取りなどを見て、自分ならどのような家具を置くのか考えるような楽しい時間を過ごすためにインフルエンサーをフォローしている人もいます。

しかし、そうしたインフルエンサーはフォロワーに憧れの対象として見られることはあっても、親しみやすさを感じられることはほぼありません。インフルエンサーといえば親しみやすさがメリットでありますが、高級な生活を披露していると芸能人として見られることも増えてくるでしょう。

ただし生活・ライフスタイル系のインフルエンサーであればそのようなことはほぼありません。「生活が少し楽になる知恵」や「料理の時に覚えておきたい一手間」や「家電を選ぶ時にお得な家電を買える方法」など、生活・ライフスタイル系のインフルエンサーが投稿する内容は、いわゆる「庶民的」なものであることがほとんどです。だからこそ多くのフォロワーを抱えていても親しみやすさを持たれ、企業のエンゲージメントを高めることに寄与するのです。

【デメリット】単なる広告になりがち

誰もが興味を持ちやすいことを分かりやすく発信する生活・ライフスタイル系のインフルエンサーですので、単なる企業が主導する広告になってしまいがちな点は気をつけなければなりません。そもそも企業が芸能人ではなくインフルエンサーを起用するメリットとして、広告に「企業が主導して作成しているのではなく、親しみやすいインフルエンサーが自主的に投稿しているからこそ信頼できそう」という印象を消費者に持たせるため、という理由があります。しかし生活・ライフスタイル系のインフルエンサーの場合、紹介する内容が日常生活に即しすぎているため、企業がインフルエンサーの力を借りずに作成した広告との差別化がしづらくなってしまうのです。

そうすると、せっかくインフルエンサーを起用しても消費者からは特に親しみやすさを持たれず、普段のプロモーションとの違いが伝わらないといった事態に陥ってしまう可能性があります。もちろん、それでもインフルエンサーが元々持つ拡散力や訴求力によって一定のプロモーション効果は得られますが、インフルエンサー独自の「企業が主導していないに違いない」という独自性を与えられないのであれば芸能人を起用しても差異はなくなってしまいます。そのため、企業が生活・ライフスタイル系のインフルエンサーを起用する際には、親しみやすさを損なわないように留意しつつも、インフルエンサーを起用しているということが分かりやすくなるような工夫を凝らしていく必要があるでしょう。

【デメリット】クリティカルな効果を実感しづらい

生活・ライフスタイル系のインフルエンサーを起用する最大のメリットとしてターゲット層の広さが挙げられますが、その一方でクリティカルな効果を実感することが難しいというデメリットは覚えておかなければなりません。通常、インフルエンサーは「20代女性のフォロワーが多い」や「40代の男性に支持されている」などフォロワー層に明確な特徴を持っているものですが、生活・ライフスタイル系のインフルエンサーの場合は活動ジャンルが幅広いためフォロワーにはっきりとした特徴が見られないケースも少なくはありません。

そのフォロワー層の幅広さがプラスに働けば意図していない消費者層へのアプローチに成功する場合もありますが、ターゲットとしていた層から期待していたような効果が得られず不完全燃焼のような形でプロモーション期間が終わってしまうケースもあります。最初にしっかり起用方針を話し合ってから生活・ライフスタイル系のインフルエンサーを起用するようにしないと、契約期間が終わってから「やっぱり特定のジャンルに特化したインフルエンサーを起用した方が良かったかもしれない」という感想を抱いてしまうこともあります。どのジャンルのインフルエンサーを起用する場合にも共通することではありますが、生活・ライフスタイル系のインフルエンサーを起用する場合は普段よりも慎重にインフルエンサーのフォロワー層を見極め、起用方針に関しても間違いがないか再三確認する方が良いでしょう。

2.おすすめの生活・ライフスタイル系インフルエンサー8選

イメージが難しいと言われている生活・ライフスタイル系のインフルエンサーに関して、定義などを紹介してきましたが、実際にどのような活動をしているのか分かりづらいと感じていても不思議ではありません。そこで、より深く生活・ライフスタイル系のインフルエンサーがどのような活動をしているか知るために、ここではおすすめの生活・ライフスタイル系のインフルエンサーを8名紹介していきます。実際に企業と提携して活動している事例も紹介していくので、起用する際の参考にしてください。

〇miku

https://www.instagram.com/nico__3169/

mikuさんは「ひなたライフ」という雑貨ショップの公式アンバサダーにも起用されていて、おしゃれな雑貨を好む女性を中心にフォローされている人気のインスタグラマーとして知られています。おしゃれなインテリアを投稿することも多く、家を建てた人の中にはmikuさんの北欧風インテリアを参考にしてインテリアを決めたという人も少なくはありません。

そんなmikuさんは普段から自分の好きなものを発信するだけではなく、花王の「キュキュット デザインポンプ」とのコラボを実現しました。mikuさんらしい雰囲気のキッチンで商品を撮影するだけではなく商品のレビューもしっかりすることで、mikuさんファンから非常に注目を集めることに成功したと言われています。商品自体も単に既製品を購入するだけではなく3種類のデザインから自分の好きなデザインを選んで購入できるという商品ですので、普段からインテリアや雑貨の投稿が多いmikuさんとの相性が良いものであることが分かります。

〇宮田綾子

https://www.instagram.com/ayako__miyata/

ママさんインスタグラマーとして活躍しながらライフスタイルにまつわる投稿を数多く行っているとして注目を集めているのが宮田綾子さんです。宮田さんは、ファッションや美容など女性が注目する情報を発信しつつ、トレーニングや健康に良い食事、旅行の情報といった男性からも人気の高い内容を発信しオールマイティな活動を行っています。若々しい宮田さんは女性はもちろん男性からも憧れの存在とされることも多く、まさにターゲット層が多いという生活・ライフスタイル系のインフルエンサーとしての特徴を持っていると言えるでしょう。

宮田さんも企業との提携事例があり、幅広い年齢層の女性から支持されるKaneboのLISSAGEから発売されている「リンクルシューター」という商品を紹介しています。この紹介事例も、単に商品を使ってみた自分の感想を投稿するだけではなく、実際にリンクルシューターの勉強会に出席して学んだ内容が投稿されているため説得力が高い内容となっています。さらに商品紹介だけではなくサンプルプレゼントキャンペーンの案内も行っていて商品だけではなくキャンペーンの知名度アップにも貢献していることが分かります。

〇ゆうこす

https://www.instagram.com/yukos0520/

若者に人気が高くゼクシィなど様々な企業との提携事例でも知られているゆうこすさんは、「モテクリエイター」を自称するなど女性が日常生活で知りたいと思いがちな情報を積極的に発信しています。可愛らしい容姿で男性からも女性からも支持されているインフルエンサーとして非常に勢いがある存在だと言っても過言ではないでしょう。

スフレパンケーキ専門店のフリッパーズは、渋田店が新規オープンするタイミングに合わせてゆうこすさんに投稿してもらい、新店オープン時の知名度を一気に高めました。さらにゆうこすさんは自身のInstagram上で「#奇跡のモテパンポーズ」というポーズも紹介し、ゆうこすさんと同じポーズで写真を撮りInstagramに投稿することで一年間使えるフリーチケットが当たるというキャンペーンも告知しました。これによりゆうこすさんファンで「同じ写真を撮りたい」と考える人はもちろん「可愛い写真を撮りインスタ映えを狙いたい」と考える人、あるいは「パンケーキをたくさん食べたいからフリッパーズのフリーチケットがほしい」という人に至るまで広くキャンペーンが認知されたと言われています。

〇Yuh Kawasaki

https://www.instagram.com/yuhkawasaki/

Yuh Kawasakiさんは5回の留学経験を持ち、世界3周・112ヵ国以上訪問・全大陸制覇などを成し遂げている旅行系の投稿が多い生活・ライフスタイル系インフルエンサーです。Yuhさんは単に旅行先の魅力や旅行時のおすすめの商品を紹介するだけではなく、絶対にトランクを使って旅行する「トランカー」という彼女独自のスタイルで活動することでも注目を集めています。

そのように旅行に関する投稿が人気を集めているYuhさんの企業との提携事例は当然ながら女性に向けて旅行の楽しさを発信する「トラベルガールズフェスタ」というイベントです。シティリビングが主催したトラベルガールズフェスタでトークショーに出席したYuhさんは、旅行先の選び方や旅支度の際に覚えておきたい方法、旅行の楽しみ方などYuhさん独自の内容を発信したと言われています。元々旅行に対して積極的な人が集まっているイベントなだけに、Yuhさんの登壇が歓迎されたことは言うまでもないでしょう。

〇カズチャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCVPz_nauEJpqPxxvYiOpCHQ

生活・ライフスタイル系のインフルエンサーには家具や家電を紹介するインフルエンサーも多いことは既に紹介しましたが、その中でも特に有名なインフルエンサーとしてカズチャンネルさんが知られています。カズチャンネルさんはYouTubeを中心に自分が使ってみた商品の使用動画を投稿し、消費者目線で商品の長所だけではなく短所に関しても詳しく紹介しています。新たな家具や家電の購入を検討する時、カズチャンネルさんの投稿動画を参考にした経験を持っている人も多いのではないでしょうか。

エレクトロ・ラックスジャパンはそうしたカズチャンネルさんの精度の高い商品レビューに着目し、同社の商品であるエルゴラピードZB3004の紹介を依頼しました。家電の中でも掃除機は動画との相性が良く吸引力を正直に伝えやすいため、動画のプロモーション効果が非常に高かったことは言うまでもありません。事実、カズチャンネルさんの動画を見た人の中ではエルゴラピードZB3004の認知度が高まっただけではなく実際に購入まで至った人も少なくないと言われています。

〇うえむらあやの

https://www.instagram.com/uemura_a/

先ほどママさんインスタグラマーとして活躍している宮田綾子さんを紹介しましたが、うえむらあやのさんも同様にママさんインスタグラマーとして知名度の高い存在です。うえむらさんは特に妊娠中でも着られるオシャレ着などの投稿も行い、「妊娠中でも楽な服装ばかりではなくオシャレを楽しみたい」、「妊娠中なのに畏まった場に行く必要があるから、普段よりもオシャレな服装をしなければならない」という女性たちから注目されている存在です。

株式会社エムオン・エンタテイメントが出版している母親向けのファッション・ライフスタイルを紹介する「mamagirl」という雑誌と提携したうえむらさんは、4回の連載企画の中で他の3名のママさんインスタグラマーとの座談会の様子も掲載しています。プロのカメラマンがポーズを決めた状態を撮影するだけではなく、座談会という素の自分が出やすい状態を見せることによって、自然体な姿に対して女性ファンから好感を持たれることに成功しました。また、うえむらさん自身も撮影の様子を動画によってInstagram上で公開するなど、単に連載を持つだけではなく雑誌の知名度アップにも貢献し、雑誌の売上にも影響を与えたと言われています。

〇本島彩帆里

https://www.instagram.com/saoooori89/

男性も女性も、ダイエットに対して興味を持っている人は多いでしょう。特に社会人になると見た目だけではなく健康のためにダイエットをしなければならない人も増えてきます。しかしながら、実際は忙しさや不規則な生活が仇となり思うようにダイエットができない人も少なくはありません。そうした人たちから注目されているインフルエンサーが、本島彩帆里さんです。本島さんは1年3ヶ月で20kgの減量に成功したという実績を持ち、自身でもダイエットに関する本を出版するなどダイエットに関する信頼度の高いインフルエンサーです。

本島さんはヴェレダのボディブラシなどの比較的安価な商品を紹介して支持を集めるだけではなく、自身がプロデュースするセルフケアブランド「eume」のイメージキャラクターとしても活動しています。冷えを防ぐ「はらまきパンツ」や寝ている間にダイエット効果が期待できる「めぐりソックス」など、忙しくても比較的ダイエットしやすい商品を紹介し、男女問わず多くの社会人から支持を集めています。実際に減量に成功している本島さんが紹介しているということで、自分も使ってみたいと考える人が多いことは当然のことでしょう。

〇ひかる

https://www.instagram.com/hikaru_workout/

ひかるさんも本島さんと同じようにダイエット情報を発信するインフルエンサーとして多くの人から注目されています。ひかるさんは自分が使ったダイエットグッズやダイエット食品に関する詳細なレビューを投稿し、その率直なレビューが共感を集めています。まさに「企業が主導していないため信用できる投稿に違いない」と消費者に思わせるインフルエンサーだと言えるでしょう。

カロリーゼロで知られる自然派甘味料の「ラカント」は、そのように情報発信の信頼度が高いひかるさんと提携することで多くの人から選ばれる商品となりました。ラカントはひかるさんと短期間のインフルエンサー契約ではなく長期にわたるアンバサダー契約を結び、ラカントの魅力を定期的に発信してもらったのです。普段から率直なレビューを投稿するひかるさんがラカントの美味しさを紹介したことで、ダイエットしつつ甘いものを食べたいという消費者層の購入に結び付いたと言われています。

3.【Instagram】生活家電のインフルエンサーマーケティング成功事例

続いては、生活家電を魅力的にPRしているインフルエンサーマーケティングの成功事例をご紹介してまいります。

3-1.ホームクリーニング機(LGエレクトロニクス・ジャパン)

Instagramを活用した生活家電メーカーのインフルエンサーマーケティング事例として最初にご紹介するのは、韓国LGグループの中核をなす総合家電・情報通信メーカー「LGエレクトロニクス」の日本法人である「LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社」の事例です。

LGエレクトロニクスは韓国電機業界においてサムスン電子に次ぐ大企業であり、パソコンやテレビをはじめとするメディア機器や各種家電製品、スマートフォンやルーターなどの通信機器など様々な電子機器の製造および販売を手掛けています。

https://www.instagram.com/p/CDJXw1pJiy0/

PR投稿ではLGエレクトロニクスの製品「LG styler」を紹介しています。

「LG styler」は中に衣類を入れて動作させることで衣類に付着した菌やウイルス、ダニや花粉を除去し、ニオイやしわも取ることができるという製品。

「アレルギー持ちの僕としては最高のテクノロジーです」という訴求は、同様の悩みを抱える人の共感を生み、興味関心を引き出してくれています。

さらに、製品のサイズ感を見せてくれており、「鏡の替わりになるのも便利!」など今家庭にある全身鏡と置き換えが可能であることをさりげなく提案することで、大型の生活家電を置くスペースの問題も解消している点も消費者の背中を後押ししています。

人気の高い芸能人によるPRということで反響は非常に大きく、投稿から1ヶ月程で約8万件もの「いいね!」と約1,000件に及ぶコメントが寄せられている、話題性も獲得した生活家電のインフルエンサーマーケティング事例です。

3-2.カールアイロン(パナソニック)

Instagramを活用した生活家電メーカーのインフルエンサーマーケティング事例として続いてご紹介するのは、日本の大手電機メーカー「パナソニック株式会社」の事例です。

パナソニックは生活家電をはじめ、メディア機器やオーディオ機器、美容・健康家電などの各種家電、車載機器やパソコン・周辺機器の他、住宅分野なども手掛けています。

https://www.instagram.com/p/B3jjxhyhSm_/

PR投稿ではパナソニックの製品「カールアイロン」が紹介されています。実際に製品を使用している様子を撮影した写真と簡潔なキャプションで特徴をとらえたシンプルでわかりやすい製品PRです。

パナソニックは本事例のように、自社で取り扱っている美容家電のマーケティングにおいて「社外美容部」として毎年複数の人気美容系インスタグラマーを起用し積極的にインフルエンサーマーケティングを実施しています。

ブランドアンバサダーのような形で複数インフルエンサーを起用することで、ひとりのインフルエンサーを起用するよりも継続的かつ広範・多数のユーザーへの訴求効果が期待できます。

コストやマネジメントにおける負担は高まりますが、許容できるのであればより効果的なインフルエンサーマーケティングを実現するための手法のひとつとして検討するのも良いでしょう。

3-3.ホットサンドメーカー(グリーンハウス)

Instagramを活用した生活家電メーカーのインフルエンサーマーケティング事例として続いてご紹介するのは、「株式会社グリーンハウス」による事例です。

グリーンハウスはパソコン周辺機器を中心に、映像・オーディオ関連機器やキッチン・ライフスタイル関連製品、デジタルサイネージや電子POPなどのプロモーション製品、IoTソリューションなど幅広い分野の製品を取り扱う企業です。

https://www.instagram.com/p/B-n97jUht2P/

PR投稿ではグリーンハウスの「ホットサンドメーカー」が紹介されています。

製品を使用して作ったホットサンドと製品外観を撮影した写真に加えて使用方法を文字付きの写真でわかりやすく紹介しており、キャプションでは製品の特長や使用した感想が述べられています。

InstagramをはじめとしたSNSを活用したインフルエンサーマーケティングでは、「その製品やサービスを購入した結果得られる良い未来」を訴求すると効果的です。

ホットサンドメーカーが生活にあることで、手軽に毎日の食生活が洗練されることを訴求しているため、よりよいライフスタイルを求めるフォロワーに特に魅力的に映っていることでしょう。

製品の特徴をしっかり紹介する写真に加えて程よい文章量でバランスの良いPR投稿となっています。

3-4.エスプレッソマシン(ネスレ日本)

Instagramを活用した生活家電メーカーのインフルエンサーマーケティング事例として最後にご紹介するのは、ネスレ日本株式会社のブランドである「ネスプレッソ」の事例です。

ネスレ日本はスイスのヴヴェイに本社を置く世界最大の食品・飲料メーカー「ネスレ」の日本法人です。

ネスレが取り扱う製品としてはコーヒー飲料「ネスカフェ」シリーズやチョコレート菓子「キットカット」が日本において特に高い知名度と人気を誇っています。

https://www.instagram.com/p/B9k8Lm9n94a/

PR投稿では、ネスレが販売するエスプレッソマシン「ネスプレッソ ヴァーチュオ」の製品外観の写真や製品を使用して淹れたコーヒーの写真を丁寧に紹介。

加えて、櫻井貴史さんがモデル仲間の山中修平さんと一緒にエスプレッソを楽しむ様子を撮影した写真を公開しています。

同ブランドではコーヒー上部にできるきめ細かい泡である「クレマ」をマグカップで楽しむ「クレマグ」という新習慣を提案しており、インフルエンサーにPRしてもらうことで新習慣の認知拡大を促しています。

本事例のように、自社のマーケティング活動として新しい習慣やトレンドを広げていくうえでもインフルエンサーマーケティングは効果的です。

さらに、Instagramキャンペーンなどと組み合わせることで「クレマグ」に関するUGC(ユーザーの投稿)を獲得し、流行っていることをアピールするなど、戦略的にSNS施策を展開してみましょう。

4.【Twitter】生活家電のインフルエンサーマーケティング成功事例

次はTwitterで実施された生活家電メーカーのインフルエンサーマーケティング事例をご紹介いたします。

4-1.ロボット掃除機(Roborock)

Twitterを活用した生活家電メーカーのインフルエンサーマーケティング事例としてはじめにご紹介するのは、「Roborock」の事例です。

Roborockは中国の北京に本社を置く企業でロボット掃除機を専門に製造・販売を行っています。

PR投稿ではRoborockのロボット掃除機「Roborock S6」を文章と写真・イラストで紹介しています。

Twitterには字数制限があるため文章では製品の特長を紹介するのが難しい場合も多いのですが、要点を押さえてまとめられた文章で製品の魅力をしっかりと紹介しており、加えて丁寧に編集の加えられた写真とイラストでユーモアの感じられる製品PRに仕上げられています。

Twitterは140文字制限のテキストやリツイートという機能に注目が集まりがちですが、最大4枚の画像を投稿に一度に表示できる特徴があります。

本事例では製品アップ、解説、猫、イラストといった複数の要素を同時に表現しており、投稿を見てくれたフォロワーがいずれかの画像をフックに閲覧してもらえるように工夫がされています。

Instagramでは画像の美しさで訴求するのに対し、Twitterでは画像の「情報量の多さ」で訴求できますので、製品コンセプトに合わせてSNSを使い分けるとよいでしょう。

4-2.空気清浄機(パナソニック)

Twitterを活用した生活家電メーカーのインフルエンサーマーケティング事例として続いてご紹介するのは、「パナソニック株式会社」が実施したTwitterのインフルエンサーマーケティング事例です。

PR投稿ではパナソニックの空気清浄機「ナノイーX」を紹介しています。

横山了一さんが得意とするギャグテイストのマンガで製品の機能や特徴を詳しく紹介されており、マンガを楽しみながら製品について知ることができます。

漫画やイラストは表現の自由度が高いため、新しい切り口でブランドを訴求することもできるメリットが魅力です。

Twitterの投稿には字数制限があるため製品について文章でPRを行おうとすると詳しい紹介が難しい場合も多いですが、漫画やイラストはTwitterの文字数制限の問題をカバーできる点にも強みがあります。

マンガやイラストを投稿して高い人気を得ているインフルエンサーも多いため、Twitterでインフルエンサーマーケティングを実施する際には漫画家やイラストレーターを起用するのもアイデアとして良いでしょう。

4-3.エアコン(ダイキン)

Twitterを活用した生活家電メーカーのインフルエンサーマーケティング事例として最後にご紹介するのは、「ダイキン工業株式会社」がTwitterで実施したインフルエンサーマーケティング事例です。

ダイキン工業は大阪府大阪市に本社を置く空調機器および化学製品メーカーです。

世界五大陸38か国に拠点を持ち、空調事業・化学製品事業ともに世界トップクラスのシェアを誇ります。

PR投稿は特定の製品を紹介するものではなく、まあたそさんが得意とするメイクとお部屋の湿度の関係をテーマに「空調機器を扱うダイキン工業」という企業ブランディングを行う内容となっています。

PRの内容はメイクと湿度に関するクイズにまあたそさんが答えていくといった動画になっており、クイズに答えるまあたそさんのコミカルな様子がとても面白く視聴者を引き付けます。

テンポよし、尺よし、エンタメ性・有益性ありという洗練された内容で、PRでありながら最後まで視聴完了してしまう高いクオリティの動画となっています。

結果的にこちらの投稿はおよそ1か月半の時点で約1万6,000件もの「いいね」が寄せられており、企業の知名度向上やブランディングに大きく寄与しました。

5.まとめ

近年、買い物をする際にSNSを参考にする人が増えていますが、高価で長く使うことになる生活家電を購入する際には普段の買い物よりも慎重に選ぶ人が多くなります。

そのため、人気が高くユーザーにとって信頼できるインフルエンサーによる製品紹介はその専門性の高さも相まって高い訴求力を発揮します。

日々多数の新製品が発売されているほか、最新ではない技術を用いて敢えて機能を絞ることで低価格を実現した「ジェネリック家電」が登場するなど、家電業界における販売競争は激しさを増しています。

インフルエンサーマーケティングによる魅力的なPRを実現し販売競争を勝ち抜きましょう

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