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皆さんは「タイパ」という言葉をご存知でしょうか?最近では様々なメディアで目にすることが多い単語かもしれません。

本記事では、現在Z世代の間で重要視されている「タイパとは何か?」についてご紹介すると共に、今後のSNSマーケティング戦略におけるタイパの重要性・可能性について、事例を取り上げながら分かりやすく解説していきます。

Z世代へのアプローチが重要となる今後のSNSマーケティングにおいて、どのような視点でSNS運用を行うべきかをしっかりと理解しておくことは大切です。

効果的なSNSマーケティング施策を打ち出し、集客・売上アップをしたい企業のSNS担当者・マーケターの方は、ぜひこの記事を参考にタイパを意識したSNS運用を検討されてみてはいかがでしょうか?

1.タイパとは

タイパとは、タイムパフォーマンス(時間対効果)を意味する略語です。かけた時間に対する効果、かけた時間に対する満足度がどの程度なのかを表します。

お金の有効活用を考える「コスパ(コストパフォーマンス)」に対し、「タイパ」は時間の有効活用を考えます。

例えばタイパを意識した行動例は以下の通りです。

  • タイパを感じられない無駄な飲み会に参加することを辞めた
  • 打ち合わせのタイパを上げるために、事前に質問事項を整理しておく
  • 趣味のタイパを上げるため、映画を倍速再生にして1時間で観る

このようにプライベートからビジネスまでさまざまなシーンで、タイパを重視する行動が若年層を中心に増えています。

1-1.タイパがトレンドになった背景

2022年4月に『映画を早送りで観る人たち』(稲田豊史/光文社新書)が出版されたことをきっかけに、タイパはトレンドワードとなりました。『映画を早送りで観る人たち』では、Z世代があらゆることにタイパを強く意識していることが紹介されています。

映画の視聴方法には、下記のような方法があります。

  • ながら見:別の作業をしながら映像を見る
  • 倍速視聴:再生速度を倍にして視聴する
  • スキップ視聴:興味のないコンテンツを飛ばしながら見る
  • ネタバレ視聴:作品を楽しむ前にある程度の内容を把握しておく

またSHIBUYA109 lab.(シブヤイチマルキューラボ)の調査では、Z世代の約半数がコンテンツの「倍速視聴」をしており、80%以上が「ながら見」していることがわかりました。

1-2.タイパが意識されるようになった要因

Z世代がタイパを意識する要因が2つあります。

彼らはとにかく観たい映像、観なければならない映像のあふれている環境にいます。またSNSの普及も合間って、友達との会話についていくために、効率良くコンテンツを観る必要があるのです。

1-3.映像系サブスクリプションの普及

まず、NetflixやAmazon primeなど動画配信サービスの普及です。安価で大量の映像作品を観られるようになったことで、Z世代の間で話題になるコンテンツが爆発的に増加しました。

限られた時間の中で多量のコンテンツを視聴する必要があるため、タイパを意識していると考えられます。

1-4.目まぐるしく変化するSNSのトレンド

SHIBUYA109 lab.(シブヤイチマルキューラボ)の調査では、Z世代の80%以上がSNSを日常的に利用していることが明らかになりました。

SNSでは日単位、時間単位でトレンドが変化していきます。友達との会話についていくためには、トレンドをいち早くキャッチし、そのコンテンツを体験しなければなりません。

可処分時間も限られる中で、タイパ良くコンテンツを消化していく必要があるのです。

2.タイパを意識する人の価値観

タイパを意識しているZ世代は、どのような価値観や消費行動をしているのでしょうか。他の世代にはない、Z世代特有の価値観や消費行動を紹介します。

2-1.素早くSNSで調べる

インターネットの普及に伴い情報にアクセスしやすくなったことで、わからないことや知らないことがあれば、現地に行って確かめたり、調べたりすることなく、すぐにSNSで調べる傾向にあります。

例えば以下のように、素早くSNSを使用して情報を取得します。

  • 近くのレストランを探すには、Instagramのレビューを見て決める
  • 新しいことを学習するとき、YouTube動画を視聴する
  • 学習したことの復習には、Instagramでシェアされているパワーポイント資料を使う

企業のマーケティングでは、公式のSNSアカウントを開設するなどして、商品・サービスに関連するコンテンツを充実させておくことが対策となるでしょう。

2-2.ネタバレ消費を好む

ネタバレ消費とは、事前に内容を調べた上で商品・サービスを利用することです。Z世代は「時間をムダにしたくない」、「最小の労力で最大の成果を得たい」というタイパの意識から、ネタバレ消費を好む傾向にあるようです。

具体例は以下を挙げられます。

  • 映画の結末をレビューサイトで調べてから映画を観る
  • 書籍の要約サイトを見てから本を読む
  • 誕生日に欲しいものを本人に聴いてからプレゼントを買う

「ネタバレをして面白いのか?」との意見もあがりそうですが、以下のようにポジティブにとらえています。

  • 映画の内容を知っていたほうが楽しめる
  • 内容に納得した上で後悔せず本を購入できる
  • 本人の満足度が高い誕生日プレゼントを確実に渡せる

事前にネタバレすることで、無駄なお金を支払わずに済むというコスパ面も重視しているともいえるでしょう。

2-3.「タグる」と「タブる」

タグるとは、SNSのハッシュタグを用いて検索をすることです。Googleで検索することを「ググる」と呼ぶのに対して、SNSの「ハッシュタグ(#)」で検索することを「タグる」と呼びます。

「かわいい」「おしゃれ」などの感情や共感を表すキーワードを使用して、写真から欲しい情報を検索することが可能です。

一方のタブるとは、Instagramの発見タブからユーザーの好む情報を探すことです。発見タブは、Instagramのホーム画面にある虫眼鏡マークをタップすると表示される画面のことです。閲覧・コメント・滞在時間から、ユーザーが好きな投稿をレコメンドして表示させます。

ユーザーの好きな情報がすぐに表示されるため、Z世代は情報を「タグる」「タブる」で探しています。

このような検索行動も踏まえて、SNSのハッシュタグ設定や、発見タブの設定をしておくといいでしょう。

3.タイパを重視したSNSマーケティング施策の重要性

今後5~10年の間には、Z世代や、更にその下の世代である「α(アルファ)世代」がメインの消費者になっていきます。

しかし企業のトップは、2023年現在であれば40代前半~60代前半の「ジェネレーションX(X世代)」、今後は現在20代半ば~40代前半の「ミレニアル世代(Y世代)」が中心になっていくため、消費行動は大きく異なります。

例えば、Z世代がタイパを重視する理由の1つとして取り上げた「動画視聴」に関する調査では、以下のような結果が明らかになりました。

2022年に損害保険ジャパン株式会社が18~57 歳の男女、合計800名を対象に実施した【「若者の動画視聴実態」に関する調査】では、Z 世代の快適な視聴速度は「1.5 倍速」ということが明らかに。

また、他世代と比較して約1.2倍のセリフ量をストレスなく理解しながら視聴していることが判明しました。

したがって、他世代がSNSマーケティングを行う上では、Z世代がタイパを重視する理由と傾向をしっかり把握しておく必要があるでしょう。

4.タイパを重視したSNSマーケティング施策の成功事例

ここからは、前述したZ世代に向けた効果的なSNSマーケティング施策の特徴を踏まえながら、実際に企業が行ったSNSマーケティング成功事例を2つご紹介していきます。

4-1.キムチの家@佐渡ヶ島 さん

  • TikTokアカウント名:kimuti.house.jp.ne.co
  • フォロワー数:約21.9万人(2023年1月現在)

キムチの家@佐渡ヶ島さんは、佐渡ヶ島にあるキムチ専門店です。キムチの家@佐渡ヶ島さんの商品は、佐渡ヶ島内のスーパーもしくはオンラインショップで購入することが可能です。

キムチの家@佐渡ヶ島さんは、TikTokを活用して自社商品PRのショート動画を数多く投稿されています。

下記のようなショート動画がTikTok内で話題となり、約21.9万人ものフォロワーを獲得しました。

@kimuti.house.jp.ne.co

1996年創業。まだ佐渡島にキムチがなかった頃に自分で食べたくて作りました。

♬ オリジナル楽曲 – キムチの家 – キムチの家@佐渡ヶ島

ショート動画を上手く活用していることも参考になるポイントですが、下記投稿のようにユーザーからの質問を動画内で取り上げている点も良いポイントです。

@kimuti.house.jp.ne.co

@gonta.23 への返信 渋谷宮下パークでお待ちしています。 #キムチ#キムチの家#佐渡

♬ SALSA JAM NO.1 – Jaycee Mante

ユーザーと気軽にコミュニケーションが取れるSNSにおいて、リプライやいいね返しなどは積極的に行う方が親近感を持ってもらえるため、フォロワーが伸びやすくなっています。

特に、物欲よりもコミュニケーション欲求が強いZ世代に対しては、より親しみのあるSNS運用が訴求力を高める要素として重要なのです。

質問スタンプやハッシュタグなど、各SNS上の様々な便利機能をチェックし、Z世代とのコミュニケーションを図って効果的なPRを行ってみてはいかがでしょうか?

4-2.岡田斗司夫 さん

評論家・文筆家・実業家の岡田斗司夫さんのYouTube公式チャンネルでは、映像作品や書籍を岡田さん独自の視点で解説した見どころ動画が人気を集めています。

下記投稿のように書籍の著者を招き、著書の内容について言及していく動画は、まさにZ世代の求める「見どころ視聴動画」です。

【UG# 161】2017/1/15『日本人の9割が知らない遺伝の真実』ゲスト:行動遺伝学者 安藤寿康

岡田さんの良質な「ネタバレ」は、後悔せずに書籍を選びたいというZ世代のユーザーに最も相応しい内容といえるでしょう。

また、デジタル化の影響で店舗の来客数が減少し、書店が閉店することもしばしば見受けられるようになった現代において、店舗への来客数を増やす施策としても効果的といえます。

岡田さんのようなインフルエンサーとタイアップし、集客・売上アップのための投稿を行ってもらうことも一つの有効なアプローチなのです。

5.まとめ

今回は、Z世代の間で重要視されている「タイパとは何か?」についてご紹介すると共に、今後のSNSマーケティング戦略におけるタイパの重要性・可能性について、事例を取り上げながら分かりやすく解説していきましたがいかがでしたでしょうか?

訴求力のあるショート動画撮影・作成についてチェックすると共に、運用を検討しているSNS上のインフルエンサーとのタイアップを施策してみることもおすすめのアプローチです。

また、自社にノウハウがない場合には、SNSマーケティングを専門とする代理店に相談してみるのも良い方法です。

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